早岐城跡(読み)はいきじようあと

日本歴史地名大系 「早岐城跡」の解説

早岐城跡
はいきじようあと

[現在地名]佐世保市早岐町

速来はやく宮が鎮座する独立丘(城ノ腰とも、三〇メートル)に築かれた中世の城跡。松浦党の一族山代実(山代囲の子)早岐はやきを領して早岐氏を称したというが(松浦家世伝)、早岐の地名を号する早岐氏は鎌倉期からみえ、正平一七年(一三六二)には早岐五郎蔵人入道代子息の源義実・同義尚・同政尚が彼杵一揆に参加している。永享八年(一四三六)源義信がいたと伝えており(寛政一一年「田舎廻」松浦史料博物館蔵)、義または尚の通字が注目される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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