デジタル大辞泉 「早酒」の意味・読み・例文・類語 わさ‐さ【▽早▽酒/×醅】 醸造したまま、まだ火入れをしていない新酒。まだ、漉こしてない酒。わさざけ。〈色葉字類抄〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「早酒」の意味・読み・例文・類語 わさ‐さ【早酒・&JISFAC4;】 〘 名詞 〙 醸造したまま、まだ殺菌のための火入れをしていない新酒。また、漉(こ)してない酒。わさざけ。わせざけ。わささざけ。〔色葉字類抄(1177‐81)〕早酒の語誌( 1 )ツラツラニとツララニ、タワタワとタワワ、シホシホとシホホなどと同様の語構成で、ワサワサ(早々)の転と考えられる。( 2 )ワサと母音交替の関係にあるワセが、一般に早熟なものを意味するところから、ワササは作り立ての酒の意と考えられるが、ワセは秋早く実る稲をも意味するので、新米(早稲)で作った酒とする説もある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例