旭岡山神社(読み)あさひおかやまじんじや

日本歴史地名大系 「旭岡山神社」の解説

旭岡山神社
あさひおかやまじんじや

[現在地名]横手市大沢字上庭当田

標高二〇〇メートルぐらいの旭岡山の頂上近くに鎮座する。祭神は明治三年(一八七〇)の守護社書上(山内村郷土資料)では天忍穂耳命、その後付近の神社を合祀して、現在は大山祇命・水波能売命・宇賀能御魂命・伊邪那岐命伊邪那美命を加える。

享保期(一七一六―三六)の「六郡三十三観音巡礼記」に「第十二番 平鹿郡横手朝日岡正観音、立像御丈け壱尺、大仏師定長作(中略)下座天照大神宮、此御堂清将軍武則公御建立、其後の領主小野寺氏代々造営修覆すといふ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の旭岡山神社の言及

【梵天】より

…東北地方には,大きな梵天を作って神社に奉納する梵天奉納祭が行われる。秋田県横手市の旭岡山(あさひおかやま)神社(2月17日),秋田市赤沼の太平山三吉神社(2月17日)などで,いずれも神社の前の石段にくると,各梵天は互いに争って石段をかけのぼり,最初に梵天を奉納した者にはその年幸運がさずかるといわれている。【宇野 正人】。…

※「旭岡山神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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