事典 日本の大学ブランド商品 「昆布「仮根」ガニアシ」の解説
昆布「仮根」ガニアシ
東京農業大学〈生物産業学部〉(北海道網走市)の大学ブランド。
北海道が高い収穫量を誇る昆布の仮根(ガニアシ)。仮根とは、昆布が海底の岩場に張りつくための器官で、カニの足に似ているためガニアシと呼ばれる。非常に硬く食用にならないことから、以前は、昆布養殖の現場で廃棄処分されていた。約20年にわたり食品科学科(2010年4月から食品香粧学科に変更予定)・西澤信教授が昆布の仮根を研究した結果、仮根には食物繊維のアルギン酸やミネラルが豊富であることが判明。どちらも昆布のおよそ2倍含有。いまも大学の研究所や製薬会社などによって構成される「ガニアシ研究会」で、ガニアシの研究が進められている。現在、株式会社カイゲン(大阪府大阪市中央区)との共同調査開発によるサプリメントが販売されている。価格は、ガニアシフコイダン(360カプセル)3万6750円(税込)。株式会社カイゲン取り扱い。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報