明ん(読み)あかん

精選版 日本国語大辞典 「明ん」の意味・読み・例文・類語

あか‐ん【明ん】

連語〙 (「らち(埒)があかぬ」の上を略した表現「あかぬ」の変化した語) 物事がうまくいかない。だめである。あかぬ。
浄瑠璃祇園祭礼信仰記(1757)四「扨あかんあかん、何ぼいうても次風呂はならぬとおっしゃる」
※歌舞伎・和布苅神事(1773)五「貴様がなんぼ踠(もが)いても、もうもうもう、あかん事ぢゃ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android