明日は閻浮の塵ともならばなれ(読み)あすはえんぶのちりともならばなれ

精選版 日本国語大辞典 の解説

あす【明日】 は 閻浮(えんぶ)の塵(ちり)ともならばなれ

  1. 明日はこの広い人間世間の塵となって飛び消えるものなら消えてしまえ。明日は死んでしまってもかまわない、どうなろうとなるようになれ。
    1. [初出の実例]「あすは無間(むけん)果羅国(からこく)の、ゑんぶのちりともならばなれ、君故捨つる命ならば」(出典仮名草子・恨の介(1609‐17頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 無間 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android