日本大百科全書(ニッポニカ) 「明石海峡公園」の意味・わかりやすい解説
明石海峡公園
あかしかいきょうこうえん
兵庫県の神戸市と淡路島(あわじしま)にある国営公園。計画総面積は約330ヘクタール、明石海峡を挟んで神戸地区(あいな里山公園)と淡路地区(淡路島国営明石海峡公園)に分かれている。基本テーマは「自然と人との共生、人と人との交流」。神戸地区は1994年(平成6)に基本計画が策定され、里地里山の景観を守るとともに、国際都市神戸にあることから、海外からの観光客も視野に入れた都市公園を目ざして整備が進められている。計画面積は約230ヘクタールで、「棚田ゾーン」「森のゾーン」「自然保全ゾーン」「水と緑のゾーン」に分かれる。
淡路地区は関西国際空港などの建設に使用された大規模な土取り跡地につくられるもので、計画面積は約100ヘクタール、「展望ゾーン」「文化・交流ゾーン」「海岸ゾーン」がある。2011年(平成23)4月の時点で39.5ヘクタールが開園している。また、2000年には国際園芸・造園博覧会「ジャパンフローラ2000」が開催された。
[編集部]