星尾峠(読み)ほしおとうげ

日本歴史地名大系 「星尾峠」の解説

星尾峠
ほしおとうげ

南牧道と中山道を結ぶ峠。上信国境に位置する。標高一三四〇メートル。上州側からは星尾村を経て峠に至り、これを下って信州内山うちやま(現長野県佐久市)に出、さらに岩村田いわむらだ(現同上)へと延び、ここで中山道に結節する。宝暦九年(一七五九)の星尾村明細帳(掛川文書)に「当村境ハ佐久郡内山村への通筋に御座候」とあり、明和六年(一七六九)の南牧御関所往来出入改書上帳(市川文書)には「星尾峠、信州内山村ヘ五里程、是ハ中山道岩村田ヘ出、北国通路」と記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報