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春季生活闘争 しゅんきせいかつとうそう spring labor offensive

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知恵蔵2015の解説

春季生活闘争

一般には、毎年3月頃から産業別統一要求を掲げ、あらかじめ設定された闘争日程に従い労働組合が展開する賃金闘争をいう。1954年に、炭労、私鉄総連合化労連、電産、紙パ労連の5単産(産業別単一組合)で「共闘会議」が設立され、55年に全国金属、化学同盟、電機労連の3単産が加わり、「八単産共闘会議」が結成されたのが始まり。その後、パターンセッター(先導役)となる産業は変転したが、全産業でほぼ1年の賃上げ相場が形成されるため、春闘は日本の賃金交渉の基本的パターンを形成してきた。しかし近年、企業間格差の拡大、労働組合の組織率低下などで、形骸化が進行している。今後は「賃金改善」という毎年の改定を必ずしも必要としない方式への移行の可能性も高い。87年末に発足した連合は、「春闘」を「春季生活闘争」と呼び名を変え、日経連(当時、現・日本経団連)は「春季労使交渉」と呼び変えたが十分定着していない。

(桑原靖夫 獨協大学名誉教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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