春山の(読み)ハルヤマノ

デジタル大辞泉 「春山の」の意味・読み・例文・類語

はるやま‐の【春山の】

[枕]春、野山草木が萌え出すようにの意から、「おぼつかなくも」「しなひさかえて」にかかる。
「―しなひ栄えて秋山の色なつかしき」〈・三二三四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「春山の」の意味・読み・例文・類語

はるやま‐の【春山の】

  1. 春の山の草木がもえ出すようにの意で、「しなひさかゆ」にかかる。
    1. [初出の実例]「春山之(はるやまの) しなひ栄えて 秋山の 色なつかしき ももしきの 大宮人は」(出典万葉集(8C後)一三・三二三四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android