春山の(読み)ハルヤマノ

デジタル大辞泉 「春山の」の意味・読み・例文・類語

はるやま‐の【春山の】

[枕]春、野山草木が萌え出すようにの意から、「おぼつかなくも」「しなひさかえて」にかかる。
「―しなひ栄えて秋山の色なつかしき」〈・三二三四〉

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精選版 日本国語大辞典 「春山の」の意味・読み・例文・類語

はるやま‐の【春山の】

  1. 春の山の草木がもえ出すようにの意で、「しなひさかゆ」にかかる。
    1. [初出の実例]「春山之(はるやまの) しなひ栄えて 秋山の 色なつかしき ももしきの 大宮人は」(出典万葉集(8C後)一三・三二三四)

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