昭代(読み)ショウダイ

デジタル大辞泉 「昭代」の意味・読み・例文・類語

しょう‐だい〔セウ‐〕【昭代】

よく治まっていて、栄えている世の中。太平の世。めでたい世。
明治の―に生れて来たのは誰だろう」〈漱石吾輩は猫である

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「昭代」の意味・読み・例文・類語

しょう‐だいセウ‥【昭代】

  1. 〘 名詞 〙 やすらかに治まっている世。太平の世。めでたい世。照代。
    1. [初出の実例]「多病負昭代。白首困塵寰」(出典:真愚稿(1422頃か)江山小隠図)
    2. 「明治の昭代に生れて来たのは誰だらう」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)
    3. [その他の文献]〔褚亮‐傷始平李少府正己詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「昭代」の読み・字形・画数・意味

【昭代】しようだい

聖世

字通「昭」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android