暗い笑い(読み)くらいわらい(その他表記)Dark Laughter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「暗い笑い」の意味・わかりやすい解説

暗い笑い
くらいわらい
Dark Laughter

アメリカの小説家シャーウッド・アンダーソンの小説。 1925年刊。主人公の新聞記者ジョン・ストックトンが仕事と妻を捨てて,数ヵ月にわたる放浪生活を経て故郷の町に帰り,ブルース・ダドリーという名で工場に勤め,雇い主の妻と駆落ちするという筋立てだが,作中人物の意識の流れをたどる印象主義的な筆致が目立つ。作中,黒人の「暗い笑い」を繰返し描き,機械文明によって生命力を失った白人現状を風刺しながら,性による生命回復をうたい上げようとしている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む