暗穴道(読み)あんけつどう

精選版 日本国語大辞典 「暗穴道」の意味・読み・例文・類語

あんけつ‐どう‥ダウ【暗穴道・闇穴道】

  1. 唐僧一行(いちぎょう)阿闍梨が玄宗皇帝の怒りを買い、果羅(から)の国に送られた時に通ったという道の名。「平家物語」では、重罪の人が通る、七日七夜日月の光が見えない道としている。暗黒の道。
    1. [初出の実例]「件の国へは三つの道あり。〈略〉暗穴道とて重科の者をつかはす道也」(出典:平家物語(13C前)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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