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暫しく(読み)シマシク

デジタル大辞泉 「暫しく」の意味・読み・例文・類語

しまし‐く【暫しく】

[副]上代語》「しまし」に同じ。
「―もひとりありうるものにあれや島のむろの木離れてあるらむ」〈・三六〇一〉

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関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「暫しく」の意味・読み・例文・類語

しまし‐く【暫く】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「く」は副詞語尾。多く下に助詞「も」を伴って用いる ) しばらく。少しの間。しまし。
    1. [初出の実例]「芳野河行く瀬の早み須臾(しましく)も淀む事無く在りこせぬかも」(出典万葉集(8C後)二・一一九)

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