暮六(読み)くれむつ

精選版 日本国語大辞典 「暮六」の意味・読み・例文・類語

くれ‐むつ【暮六】

〘名〙 昔の時刻の名。江戸時代には、酉(とり)の刻の真中正刻)。日没後、現行時では、春は午後六時半ごろ、夏は七時半ごろ、秋は六時ごろ、冬は五時すぎ。この時刻に時鐘を六つ打った。暮れの六つ時。また、その刻限に鳴らす鐘。⇔明け六つ
※東海道分間絵図(1690)二「暮六つより明六つまで、御門の内、人不通」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android