暮天に(読み)くれてんに

精選版 日本国語大辞典 「暮天に」の意味・読み・例文・類語

くれてん‐に【暮天に】

  1. 〘 副詞 〙 ( 暗くなって物が見えなくなるところからいう。下に否定語を伴って ) 全然。まったく。かいくれ。
    1. [初出の実例]「佇(たたず)むかたも無く、其の日は我家(わがいへ)に有りしが、暮天(クレテン)に行方(ゆきがた)見えずなりにき」(出典浮世草子本朝二十不孝(1686)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 副詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android