精選版 日本国語大辞典 「曇霞」の意味・読み・例文・類語
くもり‐かすみ【曇霞】
- 〘 名詞 〙
- ① 曇り、かすむこと。薄曇り。少しおぼろげであること。
- [初出の実例]「人などが此曇り霞もない御座敷の内で見へぬと申は」(出典:虎寛本狂言・居杭(室町末‐近世初))
- ② =くもりかかり(曇懸)②
- [初出の実例]「将軍家に曇り霞の無いからは、これより鎌倉の厳命御上使」(出典:歌舞伎・桑名屋徳蔵入船物語(1770)二)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...