曇霞(読み)くもりかすみ

精選版 日本国語大辞典 「曇霞」の意味・読み・例文・類語

くもり‐かすみ【曇霞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 曇り、かすむこと。薄曇り。少しおぼろげであること。
    1. [初出の実例]「人などが此曇り霞もない御座敷の内で見へぬと申は」(出典:虎寛本狂言・居杭(室町末‐近世初))
  3. くもりかかり(曇懸)
    1. [初出の実例]「将軍家に曇り霞の無いからは、これより鎌倉の厳命御上使」(出典:歌舞伎・桑名屋徳蔵入船物語(1770)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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