曲持(読み)キョクモチ

デジタル大辞泉 「曲持」の意味・読み・例文・類語

きょく‐もち【曲持(ち)】

さまざまなものを手・足・肩・腹などで持ち上げ、それを操って見せる曲芸

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精選版 日本国語大辞典 「曲持」の意味・読み・例文・類語

きょく‐もち【曲持】

  1. 曲持〈見世物雑誌〉
    曲持〈見世物雑誌〉
  2. 〘 名詞 〙 曲芸として、手、足、肩、腹などで重い物や人を持ち上げて自由にあやつること。
    1. [初出の実例]「力試(だめ)しの曲持ちは、石でもごんせ、俵でも御座れ御座れに差切って」(出典:長唄・閏姿八景(1813)晒女落雁近江のおかね))

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世界大百科事典(旧版)内の曲持の言及

【曲芸】より

…〈綱渡り〉〈乱杭渡り〉〈剣の刃渡り〉,薄い紙の上を渡る〈紙渡り〉,開いた蛇の目傘の上を渡る〈傘渡り〉,60cmあまりの間隔で立ててある障子の上をかけ渡り次々と後ろの障子を蹴倒していく〈障子渡り〉など,〈渡る〉という芸一つにも多くの種類があった。幕末の1850年代がこの芸能の全盛期で,〈曲乗り〉〈力持(ちからもち)〉〈曲持(きよくもち)〉〈曲独楽(きよくごま)〉などの離れわざは見物人を驚かせた。〈曲乗り〉では〈玉乗り〉が有名で,東京では関東大震災前まで江川玉乗一座が浅草で興行していた。…

※「曲持」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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