書譜(読み)ショフ

デジタル大辞泉 「書譜」の意味・読み・例文・類語

しょふ【書譜】

中国、唐代の書論孫過庭著。著者真跡と伝えられ、草書手本として珍重される。

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精選版 日本国語大辞典 「書譜」の意味・読み・例文・類語

しょふ【書譜】

  1. 中国の芸術書。一巻。唐の孫過庭撰。もと六編二巻。現在は真迹総序一編のみ伝わる。書論の草稿と考えられるが、古来、草書の手本としても珍重され、清の内府に蔵された真跡本と、刻本として宋の薛紹彭(せつしょうほう)の元祐本と、清の安麓村の天津本とがある。

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世界大百科事典(旧版)内の書譜の言及

【孫過庭】より

…博学で文名もあったが,とくに王羲之,王献之を学んで草書をよくした。著に《書譜》があり,六朝以来の書論に基づいて,唐代古典派の書論を確立した。その真跡本が伝存する。…

※「書譜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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