古代朝鮮、新羅(しらぎ)の地名。『日本書紀』第四の一書に、高天原(たかまがはら)追放後、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が天降(くだ)った土地とある。曽は金の朝鮮古音(そい)の音借字、尸は連辞(格助詞ノ)、茂梨は山(鷲益嶺(すりもり)――黄海道鳳山(こうかいどうほうさん))。すなわち金の山、輝く山の意。神降臨にふさわしい聖所である。皇孫が降臨する高千穂(たかちほ)の添山(そほりのやま)(一書六)の「添」も、金の梵(ぼん)称スバルナの漢訳「蘇伐羅(すばるな)」に由来をもつ語であり、添山は曽尸茂梨と同意である。神降臨の地に韓名をもつのは、わが国の垂直降臨伝承と韓土との関連を示唆する。
[吉井 巖]
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新