高千穂(読み)タカチホ

世界大百科事典 第2版の解説

日本神話にみえる神話上の地名。記紀神話で瓊瓊杵(ににぎ)尊(ホノニニギノミコト)が天降(あまくだ)ったという。また高く秀でた山,あるいは豊かな稲穂の山の普通名詞でもある。神話には〈日向(ひむか)の高千穂〉とあり,日向臼杵郡智保郷や日向と大隅にまたがる霧島山などが比定されてきた。しかし記紀の〈日向(ひむか)〉は日に向かった光明の地の意味でもある。したがってこれは,瑞穂みずほ)の国の初代君主〈日の御子〉ホノニニギが天降るにふさわしい神話的地名と解釈すべきである。

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大辞林 第三版の解説

宮崎県北西部、五ヶ瀬川上流域にある町。高千穂神社・天岩戸神社や高千穂峡がある。

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精選版 日本国語大辞典の解説

宮崎県北西部、五ケ瀬川の上流域にある地名。天孫降臨伝説の地。高千穂峡、高千穂神社、天岩戸神社などがある。高千穂鉄道(旧高千穂線)が通じる。

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世界大百科事典内の高千穂の言及

【天孫降臨神話】より

…平定された葦原中国には,あらためて日神の孫瓊瓊杵(ににぎ)尊が降されることになる。皇孫はアマテラスの神言によって支配者的資格を授かったうえ,天忍日(あめのおしひ)命,天津久米(あまつくめ)命(大久米命)を先導とし,天児屋(あめのこやね)命太玉(ふとたま)命天鈿女(あめのうずめ)命石凝姥(いしこりどめ)命玉祖(たまのおや)命ら諸神を伴として日向(ひむか)の高千穂の〈くじふる嶽〉に天降る。そして日向の国に宮居を定めた。…

※「高千穂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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