曾以(読み)かつてもって

精選版 日本国語大辞典 「曾以」の意味・読み・例文・類語

かつて‐もって【曾以】

〘副〙 (副詞「かつて」に「もって」が付いてできた語)
① =かつて(曾)①(イ)〔日葡辞書(1603‐04)〕
寒川入道筆記(1613頃)愚痴文盲者口状之事「右のやつめ散々にわつらい、今をかぎりと見ゆる。しかれども、薬代をいやがりて、かつてもって薬をのまぬ」
② =かつて(曾)①(ロ)
※天草本伊曾保(1593)ネテナボ帝王イソポに御不審の条々「Catçutemotte(カツテモッテ) ミキカヌ コトデ ゴザル」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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