最のきて(読み)いとのきて

精選版 日本国語大辞典 「最のきて」の意味・読み・例文・類語

いと【最】 のきて

(「のきて」は動詞「のく(除・退)」の連用形助詞「て」が付いたもの) 通常的、一般的なものから、それだけを、格別な特色があるとして区別し強調する意味で用いる。ことのほか。いやがうえに。普通以上に。
万葉(8C後)五・八九七「世間(よのなか)の 憂けく辛けく 伊等能伎提(イトノキテ) 痛き瘡には 鹹塩(からしほ)を 灌(そそ)くちふが如く」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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