月の林(読み)ツキノハヤシ

デジタル大辞泉 「月の林」の意味・読み・例文・類語

つき‐の‐はやし【月の林】

公卿くぎょう仲間月卿げっけい
「昔わが折りし桂のかひもなし―の召しに入らねば」〈拾遺・雑上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「月の林」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 の 林(はやし)

  1. ( 禁中を天に、天子を日に、公卿を月になぞらえていうところから ) 公卿の仲間。月卿
    1. [初出の実例]「昔わが折し桂のかひもなし月の林のめしにいらねば〈藤原後生〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)雑上・四七二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android