月卿(読み)ゲッケイ

精選版 日本国語大辞典 「月卿」の意味・読み・例文・類語

げっ‐けい【月卿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 禁中を天に、天子を日に、公卿を月になぞらえていったもの ) 公卿(くぎょう)月客(げっかく)
    1. [初出の実例]「月卿子孫殊望朝恩」(出典明衡往来(11C中か)中本)
    2. [その他の文献]〔高適‐送柴司戸充劉卿判官之嶺外詩〕

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世界大百科事典(旧版)内の月卿の言及

【公卿】より

…鎌倉時代以降,公卿の員数はますます増大したが,一方,家格の形成に伴い,公卿に昇る上流廷臣の家柄もしだいに固定し,江戸時代には,その家柄に属する廷臣の総称として,公家とほぼ同じ意味にも用いられた。上達部(かんだちめ),卿相(けいそう),月卿(げつけい),棘路(きよくろ)などの異称もある。【橋本 義彦】。…

※「月卿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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