月の頃(読み)ツキノコロ

デジタル大辞泉 「月の頃」の意味・読み・例文・類語

つき‐の‐ころ【月の頃】

月が出ているころ。月の眺めのよいころ。特に、満月前後数日の間。
「夏は夜。―はさらなり」〈・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 枕草子 実例 出典

精選版 日本国語大辞典 「月の頃」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 の 頃(ころ)

  1. 月が出ているころ。月の見えるころ。特に陰暦で一五日を中心とした前後の数日間をいう。
    1. [初出の実例]「夏はよる。月の頃はさらなり」(出典:枕草子(10C終)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android