月を指せば指を認む(読み)ツキヲサセバユビヲミトム

デジタル大辞泉 「月を指せば指を認む」の意味・読み・例文・類語

つきせばゆびみと

《「楞厳りょうごん経」から》月を示そうと指さしても、肝心の月を見ないで指を見る。道理を説き聞かせるのに、本旨を理解しないで、文字言葉の端々にばかりこだわることをいう。

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精選版 日本国語大辞典 「月を指せば指を認む」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 を 指(さ)せば指(ゆび)を認(みと)

  1. 月を指でさし示すのに、月を見ないで指を見る。道理を説き聞かせても、その本旨を理解しないで、その文字やことばのはしばしにこだわり詮索することのたとえ。
    1. [初出の実例]「月をさすにいびをのみみるなどいひ、又、人の心こと葉をとるをば、古人のつばきをなむるなどとて、先人恥しめ侍り」(出典:ささめごと(1463‐64頃)下)

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