月輪村(読み)つきのわむら

日本歴史地名大系 「月輪村」の解説

月輪村
つきのわむら

[現在地名]滑川町月輪・みやこ

現町域の南西端、市野いちの川の右岸に位置し、南は上唐子かみがらこ村・下唐子村(現東松山市)、東と北は羽尾はねお村。地名はかつて当地が九条家(月輪流)の庄園であったことに由来するとされる。また字はやしにある勢至堂の本尊勢至菩薩は恵心の作といい、月輪某の守護仏であったと伝える。江戸時代は松山まつやま領に属した(風土記稿)。田園簿では月ノ輪村とあり、田高二〇〇石余・畑高一二九石余、ほかに野銭永一貫文で、幕府領。元禄郷帳では高三六七石余、国立史料館本元禄郷帳では旗本菅沼領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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