月野瀬村
つきのせむら
宇津木村の西にあり、村内を貫流する才の谷川と古座川との合流地付近が中心地。慶長検地高目録は「月瀬斎谷村」と記し、村高一六七石余、小物成三斗六升八合。「続風土記」に家数三三、人数一三三とみえ、斎谷は古座川対岸の小名とある。古座組に属し、慶安三年(一六五〇)の古座組在々郷組之覚(古座町教育委員会保管)に「月ノ瀬村」とあり、浦組制度による当村の動員体制は家数二七、人数三五、舟七(川舟)、鉄砲二、馬二と記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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