月隠り(読み)ツキコモリ

デジタル大辞泉 「月隠り」の意味・読み・例文・類語

つき‐こもり【月隠り/×晦】

《月が隠れる意。「つきごもり」とも》月の末日みそか。つごもり
「同じ年の十二月の―の夕に」〈霊異記・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「月隠り」の意味・読み・例文・類語

つき‐ごもり【月隠・晦】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つきこもり」とも )
  2. 月がこもり隠れること。
    1. [初出の実例]「つごもりは月こもり也、又、月くもり也」(出典:名語記(1275)一〇)
  3. 月の末日。みそか。つごもり。
    1. [初出の実例]「同じ年の十二月の晦(ツキコモリ)の夕に迄りて、〈興福寺本訓釈 晦 川支己毛利〉」(出典日本霊異記(810‐824)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android