有は無く無きは数添う世の中(読み)あるはなくなきはかずそうよのなか

精選版 日本国語大辞典 の解説

ある【有】 は 無(な)く無(な)きは数(かず)(そ)う世(よ)の中(なか)

  1. 古歌文句。生きているものは死んでいき、死ぬものの数はいよいよ増える世の中。無常の世のさまをいったもの。
    1. [初出の実例]「みし人のなくなりしころ あるはなくなきはかずそふ世のなかにあはれいづれの日までなげかむ」(出典:小町集(9C後か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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