有働良夫(読み)ウドウ ヨシオ

20世紀日本人名事典 「有働良夫」の解説

有働 良夫
ウドウ ヨシオ

明治〜昭和期の農業指導者 農務局農産課長;産業組合中央会副会長。



生年
明治9年3月(1876年)

没年
昭和12(1937)年11月3日

出生地
熊本県

学歴〔年〕
東京帝大農科〔明治33年〕卒

学位〔年〕
農学博士〔大正8年〕

経歴
農商務省に入って技手となり、生糸検査所技師、蚕業講習所技師、農務局農産課長、耕地整理課長を務める。のち産業組合中央会副会長、全国米穀販売購買組合連合会会長に就任した。この間、日露戦争中に韓国農業を、43年欧米を、大正元年豪州の農業を視察する。農村政策に関する造詣が深く、著書に「産業組合詳説」「土地改良論」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「有働良夫」の解説

有働良夫 うどう-よしお

1876-1937 明治-昭和時代前期の農業指導者。
明治9年3月生まれ。農商務省にはいり,農産課長,耕地整理課長をつとめる。のち産業組合中央会副会長,全国米穀販売購買組合連合会会長。昭和12年11月3日死去。62歳。熊本県出身。東京帝大卒。著作に「産業組合詳説」「土地改良論」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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