ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「有針類」の意味・わかりやすい解説 有針類ゆうしんるいEnopla 紐形動物門有針綱に属する種類の総称。無針類と相対する類で,口が脳より前方にあり,吻に1本以上の針を有する。側神経は縦筋層の内側にある。オヨギヒモムシをはじめとして,モクズガニが抱いている卵塊の中にすむカニヒモムシ Carcinonemertes mitsukurii,カメノテの外套腔内に共生するヨツメヒモムシ Nemertopsis gracilis,潮間帯のイガイの間にすむヤジロベヒモムシ Amphiporus cervicalisなど多くの種が知られている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by