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潮間帯 ちょうかんたいtidal zone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

潮間帯
ちょうかんたい
tidal zone

高潮時の海岸線と低潮時の海岸線の間の帯状部分。低潮時は干上がって陸地となる。この潮間帯は潮差が大きいほど広く,海岸の勾配が小さいほど広い。

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デジタル大辞泉の解説

ちょうかん‐たい〔テウカン‐〕【潮間帯】

海岸の、高潮線低潮線との間の帯状の部分。海藻類沿岸動物が豊富で、独特の分布がみられる。

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岩石学辞典の解説

潮間帯

潮汐が最も高い位置と低い位置との限界の間の区域[Twenhofel : 1939, Holmes : 1965].高潮時と低潮時との間に挟まれる海陸の境界部をいう.

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世界大百科事典 第2版の解説

ちょうかんたい【潮間帯 intertidal zone】

海岸において,大潮の最大満潮時には海面下になるが,最低干潮時には干出するような場所をいう。潮間帯内は潮汐の行動によって,上部から大潮最大満潮線,大潮平均満潮線,小潮平均満潮線,平均潮位,小潮平均干潮線,大潮平均干潮線,大潮最低干潮線の七つの潮位が区別される。小潮平均満潮線以上を潮上帯supralittoral zoneとよび,小潮の平均満潮線と平均干潮線の間を中潮帯mediolittoral zone,小潮平均干潮線以下を潮下帯infralittoral zoneとよんでいる。

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大辞林 第三版の解説

ちょうかんたい【潮間帯】

高潮線と低潮線との間の海岸。波と砂・礫れきがつくった微地形や、波食棚が見られる。満潮時は海水に浸され、干潮時は空気にさらされるなど、生物にとっては厳しい環境となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

潮間帯
ちょうかんたい

大潮の最満潮線と最干潮線間の海と陸の接点に位置する海洋生態系の一部。潮の干満により干出冠水を繰り返す場所で、温度、湿度、塩分、光量などの環境条件の変化が急激で大きく、それに耐性を有する生物からなる独自の生物群集が成立する。潮間帯はその底質により岩礁、転石、砂浜、泥浜などに区分され、岸壁、護岸、橋脚などの人工物と自然の潮間帯に分けることもできる。それぞれがさらに河川水の影響の大小により生物にとって異なる環境になる。潮間帯生物群集はこれらの差異により泥底干潟から荒磯(あらいそ)までさまざまな様相を呈するが、いずれの場合にも高潮線から低潮線にかけてほぼ潮位と平行する生物の成帯構造がみられる。この分布帯の幅は波浪条件によって著しく変化し、かならずしも潮差そのものによって決まらない。そのために生物群集自身を目安に区分することが多い。たとえば、岩礁海岸では大形褐藻やサンゴなどの生育上限からフジツボ帯の上限までを真潮間帯、その上部のタマキビ帯上限までを潮間帯上縁部、大形褐藻類の上限から大潮最干潮線までを亜潮間帯上縁部という。それぞれの上限は波浪が強いほど高くまた幅も広い。岩礁では固着性生物が優占し、フジツボやイガイなどの濾過(ろか)食者、タマキビ、アマガイ、カサガイなどのグレイザー、レイシガイ類の捕食者が多い。各生物の分布上限は干出に伴う乾燥や温度などの非生物的要因により、下限は被食や種間競争などの生物的要因によって決まると考えられている。[西平守孝]

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世界大百科事典内の潮間帯の言及

【海岸】より

… 陸地と海面とが交わる線を海岸線あるいは汀線というが,毎日の潮汐の上下(干満)につれてその位置は時間的に変化し,前進・後退する。平均的な高潮位と低潮位に対応する汀線を,それぞれ高潮(汀)線,低潮(汀)線といい,両者によって挟まれる地帯を潮間帯という。高潮線より内陸側も波浪,とくに暴風時の波浪によって影響を受けるので,低潮線と波浪の作用の及ぶ陸の限界の間を海浜sea shoreまたは単に浜shoreとよぶ。…

※「潮間帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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