改訂新版 世界大百科事典 「オヨギヒモムシ」の意味・わかりやすい解説
オヨギヒモムシ
Pelagonemertes moseleyi
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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紐形(ひもがた)動物門有針綱ペラゴネメルテス科に属する海産動物。日本の南方の沿岸沖合いと相模(さがみ)湾の深所に生息する。体はほとんど無色透明で、内部の諸器官は乳白色、消化管は橙紅(とうこう)色。体は前半は幅広く丸みを帯び、後部は狭く、末端に水平な尾びれがある。口は体の先端近くの腹面にあり、その前方に吻道口(ふんどうこう)がある。消化管は体の腹側中央を直走、尾びれ中央の肛門(こうもん)で終わる。腸には左右相称的に並ぶ5対の側膨出がある。吻は体長より長く、鎌(かま)形の台座上に7個の小針が並ぶ。脳は体の先端近くにあり1対の側神経が出ている。体側を走る1対の側血管と痕跡(こんせき)的な背血管がある。
[岩田文男]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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