朝の露(読み)アシタノツユ

デジタル大辞泉 「朝の露」の意味・読み・例文・類語

あした‐の‐つゆ【朝の露】

朝、草葉に置いた露。はかない人生のたとえに用いる。
「―に異ならぬ世を」〈夕顔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「朝の露」の意味・読み・例文・類語

あした【朝】 の 露(つゆ)

朝、草葉などにおいている露。あさ露。消えやすいところから短くはかないことのたとえに用いることが多い。
※観智院本三宝絵(984)序「朝の露の係れる程を憑(たの)みて夏虫の燃(もえ)て後に悔(くゆ)るは是(これ)(おろか)なり」
源氏(1001‐14頃)夕顔「あしたの露にことならぬ世を、何をむさぼる身の祈りにか」

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