朝熊山経塚(読み)あさまやまきょうづか

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

朝熊山経塚
あさまやまきょうづか

三重県伊勢(いせ)市朝熊山の金剛證寺(こんごうしょうじ)境内、朝熊山経ヶ峯の山頂近くに東面して営まれた経塚群。国の史跡。古く承安(しょうあん)3年(1173)銘の陶製経筒(きょうづつ)などが出土したが、1959年(昭和34)に陶製外容器を伴った銅製経筒2、和鏡3、青白磁合子(ごうす)1などが発見され、さらに翌1960年には、平治(へいじ)元年(1159)銘の朱詰め経巻13巻を収めた陶製外容器をもつ銅製経筒が、白銅鏡4、銅製提子1とともに発見された。この発見によって伴出白銅鏡の年代の手掛りがつかめた。1962年、1963年には本格的な学術発掘が実施され、経塚発掘調査の嚆矢(こうし)となった。[坂詰秀一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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