デジタル大辞泉
「手掛り」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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て‐がかり【手掛・手懸】
- 〘 名詞 〙
- ① 手を掛ける所。とりつく所。〔文明本節用集(室町中)〕
- [初出の実例]「手がかりもなき野面(づら)の石」(出典:浄瑠璃・曾我虎が磨(1711頃)上)
- ② 手をつけるいとぐち。調べたりするためのいとぐちとなるもの。
- [初出の実例]「おわびこと申さふ手がかりがない」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)五)
- 「四人は孰(いづ)れへ潜伏せしにや手掛(テガカ)りとては更に無かりけり」(出典:花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉中)
- ③ 相場で売買を行なう動機。〔最新現代語辞典(1933)〕
- ④ =ほうらい(蓬莱)[ 二 ]②
- [初出の実例]「正月 手掛(テガカリ)の図 蓬莱ともいふ」(出典:壺の石文(1698)躾形之帖)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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