木端微塵(読み)こっぱみじん

精選版 日本国語大辞典 「木端微塵」の意味・読み・例文・類語

こっぱ‐みじん‥ミヂン【木端微塵】

  1. 〘 名詞 〙 こなごなに砕けること。粉灰微塵(こっぱいみじん)粉微塵
    1. [初出の実例]「引たくったる後よりこっぱ微塵(ミジン)に打ち付くるを」(出典:浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)三)
    2. 「人に犯されまいと身構へてゐた自尊心はどうした。そんなものは木葉微塵(コッパミジン)に無くなってしまってゐた」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android