木下突抜町(読み)きのしたつきぬけちよう

日本歴史地名大系 「木下突抜町」の解説

木下突抜町
きのしたつきぬけちよう

上京区室町新町間寺之内下ル

南北に通る衣棚ころものたな通の両側町。中昔京師地図に「木下松木島」とある。元亀二年(一五七一)の御借米之記(立入宗継文書)によれば、「しからきの図子」とあり、上京立売組に属した。

寛永一四年(一六三七)洛中絵図には「木下突抜町」と出るが、「延宝町鑑」には「しばの辻子」とある。

明治維新前は上古京上立売親九町組に属した枝町で、二五軒役を負担。

中昔京師地図はこの辺りに「三好義長等ノ下ノ亭」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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