木内信蔵(読み)キウチ シンゾウ

20世紀日本人名事典 「木内信蔵」の解説

木内 信蔵
キウチ シンゾウ

昭和期の人文地理学者,都市研究者 東京大学名誉教授。



生年
明治43(1910)年11月19日

没年
平成5(1993)年4月7日

出生地
東京都中央区

学歴〔年〕
東京帝国大学理学部地理学科〔昭和10年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和26年〕

主な受賞名〔年〕
カール・リッター賞(ベルリン地理学協会)〔昭和34年〕,デービドソン賞(アメリカ地理学協会)〔昭和50年〕,勲三等旭日中綬章〔昭和58年〕

経歴
東京大学理学部助手、講師を経て、昭和24年教養学部助教授。のち教授。教養学部人文地理学専攻課程を創設し発展させた。47年成城大学経済学部教授。主著に「都市地理学研究」「都市地理学原理」「地域概論」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木内信蔵」の解説

木内信蔵 きうち-しんぞう

1910-1993 昭和時代の人文地理学者。
明治43年11月19日生まれ。昭和29年東大助教授のとき教養学部に人文地理学教室を創設し,都市地理学の基礎をかためる。31年同大教授,のち成城大教授。34年ベルリン地理学協会から日本人初のカール-リッター賞をうけた。平成5年4月7日死去。82歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「都市地理学原理」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「木内信蔵」の解説

木内 信蔵 (きうち しんぞう)

生年月日:1910年11月19日
昭和時代の人文地理学者。東京大学教授;成城大学教授
1993年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の木内信蔵の言及

【都市地理学】より

…後者に関しては,初期の形態(平面型,立面型)的分類から,都市域内部での諸機能の凝集性や背離性などによる機能地域の分化や,それらの分化した地域配置による都市内部の地域構造論,さらに都市内部システム論にまで発展している。 日本の都市地理学の発達は第2次大戦前はやや遅れがみられるが,戦後は,木内信蔵《都市地理学研究》(1951)の出版以来急速な発展をみせ,世界の潮流に伍してひけをとらない。現在の日本の地理学でも,最も活発な研究活動の行われている分野である。…

※「木内信蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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