木売内村(読み)きうりないむら

日本歴史地名大系 「木売内村」の解説

木売内村
きうりないむら

[現在地名]久慈市山根町やまねちよう 木売内

下戸鎖しもとくさり村の西に位置し、長内おさない川の上流にごり川と馬渡まわたり川に挟まれる。沼宮内野田ぬまくないのだ道が通る。近世を通じて盛岡藩領野田通に属する。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付では蔵入金目高五六石余、七ヵ年平均の免は一〇〇石につき五五匁で、「御物成諸役共」とある。元禄十郡郷帳では当村は深田ふかだ村へ入る。「邦内郷村志」によれば蔵入高四二石余のみで、馬継所と記す。享和三年(一八〇三)の仮名付帳では家数五二、うち駅場本村一六、枝村は葛形くずがた一三・村井むらい一〇・橋場はしばほれいら一三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android