深田(読み)フカダ

デジタル大辞泉 「深田」の意味・読み・例文・類語

ふかだ【深田】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「深田」姓の人物
深田久弥ふかだきゅうや
深田祐介ふかだゆうすけ

ふか‐だ【深田】

《「ふかた」とも》どろの深い田。沼田。ふけ。ふけた。⇔浅田

ふけ‐た【深田】

ふかだ」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「深田」の意味・読み・例文・類語

ふか‐だ【深田】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ふかた」とも ) 泥の深い田。深くぬかる田。沼田。ふけだ。
    1. [初出の実例]「馬埿田(フカた)に堕ち進み行くこと能はず」(出典日本書紀(720)天武元年七月(北野本訓))

ふけ‐だ【深田】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ふけた」とも ) =ふかだ(深田)
    1. [初出の実例]「西は深田(フケタ)にて」(出典:太平記(14C後)二)

ふかだ【深田】

  1. 姓氏の一つ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「深田」の意味・わかりやすい解説

深田
ふかだ

熊本県南東部球磨(くま)郡にあった旧村名(深田村(むら))。現在は球磨郡あさぎり町の一地区。2003年(平成15)免田(めんだ)町、上(うえ)村、岡原(おかはる)村、須恵(すえ)村と合併し、あさぎり町となる。深田の地名はあさぎり町内の旧深田村区域に残る。旧深田村地区は、区域の大半が人吉(ひとよし)盆地に属し、阿蘇(あそ)溶結凝灰岩からなる起伏に富む丘陵地である。南端部に球磨川が流れており、その両岸域に、米、イグサ、イチゴ、メロン、葉タバコ、キク栽培に、肉用牛飼育を加味した複合経営に特色を示す農業が展開している。メロンは球磨メロンとして知られる。国道、鉄道は存在しないものの、人吉―水上(みずかみ)、免田(めんだ)―相良(さがら)両線の県道のほか町道も縦横に走っているため、農村地域工業導入計画もかなりの成果をあげ、人口流出の歯止めになっている。

[山口守人]

『『深田村誌』(1994・深田村)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「深田」の意味・わかりやすい解説

深田
ふかだ

熊本県南部,人吉盆地の東部にある地域。旧村名。 2003年上村,免田町,岡原村,須恵村と合併し,あさぎり町となった。米,メロン,チャ (茶) ,タバコなどの栽培と和牛の飼育,北部は山地で林業が行なわれている。

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改訂新版 世界大百科事典 「深田」の意味・わかりやすい解説

深田 (ふかだ)

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普及版 字通 「深田」の読み・字形・画数・意味

【深田】しんでん

深い田。

字通「深」の項目を見る

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