未曾て(読み)いまだかつて

精選版 日本国語大辞典 「未曾て」の意味・読み・例文・類語

いまだ【未】 曾(かつ)

  1. ( 副詞「いまだ」に副詞「かつて」の付いたもの。否定の語を伴って一語の副詞のように用いる ) 今までに一度も。
    1. [初出の実例]「所以(ゆゑ)に未だ嘗て食に臨みて飡を輟(や)め、寝ぬるに当たりて驚かずはあらざるものなり」(出典:大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)九)

未曾ての語誌

「かつて…ず」と訓読していた漢文の「未嘗」「未曾」を再読するようになったために生じた表現

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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