デジタル大辞泉 「所以」の意味・読み・例文・類語 ゆえん〔ゆゑん〕【所=以】 《漢文訓読語の「故ゆえになり」の音変化「ゆえんなり」からか》わけ。いわれ。理由。「人の人たる所以」「彼が好かれる所以は明るさにある」[類語]理由・訳・いわれ・由・故・曰く・事由・所由・事情・諸事情・根拠・意味・原因・故由ゆえよし・事訳ことわけ・訳わけ合い・訳柄わけがら・子細 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「所以」の意味・読み・例文・類語 ゆえんゆゑん【所以】 〘 名詞 〙 ( 漢文訓読語の「ゆえになり」が撥音便化して「ゆえんなり」となったところから生じたとする説と、「ゆえなり」が撥音を加えて「ゆえんなり」となったところから生じたとする説とある )① ( ━する ) あることがらの理由になること。あることがらによっていること。また、その、よってきたるところ。理由。わけ。いわれ。[初出の実例]「無相なるが故(ゆエン)なり」(出典:高野山親王院蔵大日経天喜六年点(1058))② あることを行なうやり方。[初出の実例]「日本の人とは何ぞや。吾れ答ふる所以を知る、吾れ答ふる所以を忘る」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉日本人の本質) そえそゑ【所以】 ⇒そえに(所以━) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例