未顕真実(読み)みけんしんじつ

精選版 日本国語大辞典 「未顕真実」の意味・読み・例文・類語

みけん‐しんじつ【未顕真実】

〘名〙 仏語。「無量義経‐説法品」にある語。釈尊成道後四〇余年の間、種々の教えを説いてきたが、それらは、方便のためで、真実の法ではないと示したもの。「法華経」をもって、真実の法とする。
※真如観(鎌倉初)「無量義経の道理を、明さざるを、未顕真実(ミケンシンジツ)と云也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android