末森山(読み)すえもりやま

日本歴史地名大系 「末森山」の解説

末森山
すえもりやま

宝達ほうだつ山系から西に派生した舌状丘陵先端の小山で、標高一三八・八メートル。南麓を相見あいみ川が流れ、西は海浜部に迫る天然の要害で、戦国期に末森城が築かれた。地層は第三紀層。嘉永五年(一八五二)の押水組巨細帳(近岡文書)によると、末森御林山は初め今浜いまはま村に属したが、吉田よしだ村と麦生むぎゆう村へ卸山となり、両村から銀三九匁を今浜村へ納めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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