末穂ち(読み)うらぼち

精選版 日本国語大辞典 「末穂ち」の意味・読み・例文・類語

うらぼ‐ち【末穂ち】

〘名〙 (「ち」は接尾語)
① 稲、麦などの先のほう。また草木の先のほう。
洒落本・田舎談義(1790)「高砂やあの松の木を臼にして其うらほちを杵(きね)にして餠をつくこそ目出たけれ」
髪の毛の末。うらっぽち。
※雑俳・柳多留‐一七(1782)「うらほちを棺へ入れたを後家忘れ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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