末紫(読み)うらむらさき

精選版 日本国語大辞典 「末紫」の意味・読み・例文・類語

うら‐むらさき【末紫】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うら」は「すえ」の意 ) 紫色。歌などに多く、「恨む」にかけて用いる。
    1. [初出の実例]「とはぬ間をうらむらさきに咲く藤の何とてまつにかかりそめけむ〈俊子内親王家大進〉」(出典:詞花和歌集(1151頃)恋下・二五七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android