本合海町村(読み)もとあいかいまちむら

日本歴史地名大系 「本合海町村」の解説

本合海町村
もとあいかいまちむら

[現在地名]新庄市本合海

新田につた川を合せた最上川が八向やむき(二〇五メートル)に突き当り、大きく蛇行し西に流路を変える。北は升形ますがた村・福宮ふくみや村、南は合海村(現最上郡大蔵村)に接し、西に枝郷のはたがある。古くから水陸の交通の要衝として栄えたと思われる。かつては最上川・新田川合流点のため合海とよばれたが、戦国時代末期に清水氏が当地の人家の一部を清水しみず(現大蔵村)付近に移して合海と称したため、当地は本合海と称したという。「義経記」に「矢向の大明神を伏拝み奉り、会津の津に著き給ふ」とある「会津の津」はそれ以前に出る「あいかはの津」の誤りで、当地に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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